Slack は、 UIフレームワークであるBlock Kit、およびプロトタイプ作成ツールであるBlock Kit Builderの発売を発表しました。

ブログ記事の中で、Block Kit UIフレームワークは開発者に密な情報を表示する新しい方法と、アプリケーションメッセージの双方向性をさらに制御する方法を提供するようだ。

Block Kit とは

Block Kitは、開発者が以前よりも簡単に情報の順序を優先させることを可能にするスタック可能なメッセージコンポーネント、または「ブロック」を含みます。 Block Kitは以下の5つのブロックを提供します。 

  • Section – インラインアクションや画像と組み合わせることができるテキストのコンテナ
  • Context – メタデータまたは説明を追加するためのスペース
  • Image – キャプションのためのスペースを持つ画像コンテナ
  • 区切り文字 – メッセージを読みやすくするための区切り文字
  • アクション – アプリのアクション呼び出しのためのインタラクティブコンポーネント(ボタン、ドロップダウンメニュー、日付選択など)

 デジタルマーケティングプラットフォームOptimizelyは、Block Kitをベータ版で使用しているSlackの顧客です。製品チームとマーケティングチームは、Slackを使用してデジタルキャンペーンをテストおよび追跡します。以下の図に示すように、コンテキストブロックは、Slack通知が “Attic and Button”マーケティングキャンペーンを参照していることをOptimizelyユーザーが理解するのに役立ちます。 

Block Kit Builderを 使用したプロトタイピング

Block Kit Builderプロトタイピングツールを使用すると、開発者はSlackに表示されるのと同じようにアプリのインタラクションをテストできます。Slack氏によると、ブロックの選択、コードの編集、ペイロードの表示は、ブロックの理解とコードの使用を容易にするのに役立ちます。 

Block Kit Builderには、承認、通知、投票、検索結果など、Slackアプリケーションの一般的なユースケースに基づいたカスタマイズ可能なテンプレートが含まれています。 Slackはブログに次のように書いています。 

たとえば、企業のCRMシステムとSlackの間で更新情報を共有するアプリの場合、開発者は「通知」テンプレートを選択します。ブロックキットビルダーには、対応するJSONコードと共に事前に作成された通知メッセージが表示されます。開発者は適切にブロックを編集したり追加したり削除したりできます。また、JSONをコピーしてアプリのコードに貼り付けることもできます。