セキュリティ面に問題はないのか
最近利用者が増えているSNSに比べると、ビジネスチャットはセキュリティ面がしっかりとしていると言われています。
しかし、絶対に情報漏えいしないと言い切ることはできません。なぜならどれだけセキュリティが厳重になっていても、利用者自体が情報を漏えいさせてしまえば意味がないからです。
しかも会社で使用することが多いビジネスチャットは、多くの人が利用するので、それだけしっかりと指導するなどの対策を行わないと、情報漏えいの危険性が高まるでしょう。
もちろんビジネスチャットの運営側も、きちんとセキュリティ対策を行っているか、漏えいを防ぐ機能が備わっているのかという点も重要になります。
中には承認なしで利用できる場合もあるので、これでは十分なセキュリティ対策が行われているとは言えません。
利用する側にも注意が必要ですが、利用するビジネスチャットの運営側でもきちんとセキュリティ対策を行っているのかが重要です。
運営側のセキュリティ対策を確認
どのサービスを利用するのか迷っている場合には、このような点をしっかりと確認してから選ぶべきでしょう。
セキュリティ対策は、利用する側だけが行っていればよいわけではありません。提供する会社側でもしっかりと対策が行われているのかが重要になります。そこでビジネスチャットを選ぶときの基準を見ていきたいと思います。
まずはサーバーとの通信が暗号化されているかですが、これは絶対条件だと言えるでしょう。
どのように確認するのかは、利用するビジネスチャットのサイトにアクセスしたとき、画面上に南京錠のマークが記載されており、URLの最初がhttpsで始まっていればきちんと対策が行われています。
端末上のデータも暗号化されるので、これだけでもかなり安心できるでしょう。できればデータを自社管理していること、管理者がメッセージのコントロールをできること、追跡機能が存在しているかなども確認しておくべきです。そうすれば情報漏えいを防げる可能性も高くなるでしょう。
利用者側も注意が必要
いくら運営側がしっかりとセキュリティ対策をしていても、ビジネスチャットを利用する人が注意しなければ、情報漏えいする危険性があります。そのためには、利用者の制限をする、きちんとルールを決めておく、事前に指導を行うなどが重要です。
いつ誰が何の目的で利用したのかをきちんと把握しておくことも大切になるでしょう。双方で注意しておけば、情報漏えいしてしまう危険性はかなり低くなります。